こんにちは、ソムリエたきてんです❗️


いつもご覧くださいましてありがとうこざいます😊


今回は フランス🇫🇷〜ラングドック・ルーション編〜について解説していきたいと思います🍷




ラングドック・ドッグルーション地方は、フランス南部、地中海沿岸のワイン産地で、プロヴァンス地方のすぐ西隣となっています。 




その規模はフランス全体のAOCワインの70%以上、IGPワインについては80%以上に相当する一代産地です。


それでは、今回も最後までゆっくりとご覧ください🤩


 

ラングドック・ルーション地方



フランスの中でも栽培面積が最大の地中海沿岸西側の産地です。


フランスの南部に位置し、カジュアルでお手軽なワインの産地として知られています。


石灰岩の灌木林の地帯(ガリッグ)が広がり、フランスのヴァンドターブルとIGPワインの約半分が生産されています。


スティルワインの他にバンドリキュールやバンドナチュレが多く生産されています。


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出典:エンジェルワインネット

[https://www.angelwine.net/area/201011.html:title]


1  ラングドック・ルーション地方の主要品種


① ラングドック地方のブドウ品種


1)黒ブドウ 品種

グルナッシュ・ノワール
サンソー
カリニャン
サンソー
シラー
ムルヴェドル
メルロ
カベルネ・ソーヴィニヨン
カベルネ・フラン など


2)白ブドウ 品種

クレレット
ピクプール
ブールブーラン
ロール
テレ
グルナッシュ・ブラン
マカブー
ルーサンヌ
マルサンヌ
ミュスカ・ア・プティ・グラン
モーザック など


② ルーション地方のブドウ品種


1)黒ブドウ 品種

カリニャン・ノワール
サンソー
グルナッシュ・ノワール
ラドネ・ぺリュ
ムルヴェドル
シラー など


2)白ブドウ 品種

グルナッシュ・ブラン
マカブ
ミュスカ・プティ・ブラン
マルサンヌ
ルーサンヌ
ヴェルマンティノ
グルナッシュ・グリ など


③ ラングドック・ルーション地方の料理と食材 


1)ブランダード・ド・モリュ=タラとジャガイモのピュレ



2)カスーレ=白インゲン豆の煮込み



3)ガルディアンヌ・ド・トロー=カマルグ名物の雄牛の煮込み



4)オリーヴ・ド・ニーム=1995年に取得したAOCオリーブ



5)ペラルドン=AOPチーズ


2  ラングドック・ルーション地方のAOC


① ラングドック全域のAOC


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出典:フランスワイン辞典


1) ラングドック
生産可能色:赤、ロゼ、白
広域AOCで、ラングドックの後ろに14のコミューンを付記可能です。
1985年にAOCを取得したコトー・デュ・ラングドッグが2007年に呼称変更しました。


2)ラングドッグ・ガブリエール
生産可能色:赤、ロゼ
エロー県のガブリエール村にのみ与えられた地理的名称で、地理的表示付きAOCでは唯一ロゼも認められています。

 

3)ラングドック・グレ・ド・モンペリエ
生産可能色:赤
モンペリエ周囲およそ1000haに認められた地理的名称です。
「グレ」=石の多い土地という意味です。


4)ラングドック・ラ・メジャネル
生産可能色:赤
モンペリエの市街地域に複雑に散らばる地理的名称です。
テラス状のブドウ畑で生産されている。


5)ラングドック・モンペイルー
生産可能色:赤
モンペリエの北西40km、ラルザック山の周辺地域の地理的名称です。


6)ラングドック・ペズナス
生産可能色:赤
ベジエの北東、ペズナスなどエロー県の15ヶ村で構成されている地理的名称です。


7)ラングドック・カトゥルズ
生産可能色:赤
オード県ナルボンヌ市に含まれるカトゥルズ周辺に認められた地理的名称です。


8)ラングドック・サン・クリストル
生産可能色:赤
エロー県のサン・クリストル村に認められた地理的名称です。


9)ラングドック・サン・ドレゼリー
生産可能色:赤
エロー県、サン・ドレゼニー村に認められた地理的名称です。


10)ラングドッグ・サン・ジョルジュ・ドルク
生産可能色:赤
モンペリエの西5kmに位置する、エロー県5ヶ村からなる地理的名称です。



11)ラングドッグ・サン・サテュルナン
生産可能色:赤
ラングドック・モンペイルーの西に隣接し、エロー県の4ヶ村からなる地理的名称です。


12)ラングドッグ・ソミエール
生産可能色:赤
AOCラングドックの北東に位置し、全体がガール県に含まれる地理的名称です。



② エロー県・オード県の代表的なAOC


1)クレレット・デュ・ラングドック
生産可能色:白
クレレット100%使用です。




2) ピクプール・ド・ピネ
生産可能色:白
ピクプール・ブラン100%使用です。



3) フォジェール
生産可能色:赤、ロゼ、白
混醸ワインです。(赤:グルナッシュ、シラー、ムーヴェドル、ラドネ・ぺリュ、白:GB、マルサンヌ、ルーサンヌ)



4) サン・シニアン
生産可能色:赤、ロゼ、白
混醸ワインです。(赤:グルナッシュ、シラー、ムーヴェドル)


5) サン・シニアン・ベルル
生産可能色:赤
混醸ワインです。(赤:グルナッシュ、シラー、ムーヴェドル)



6) サン・シニアン・ロクブロン
生産可能色:赤
混醸ワインです。(赤:グルナッシュ、シラー、ムーヴェドル)


7) ミネルヴォワ
生産可能色:赤、ロゼ、白
混醸ワインです。(赤:グルナッシュ、シラー、ムーヴェドル)


8) ミネルヴォワ・ラ・リヴィ二エール
生産可能色:赤
混醸ワインで赤ワインのみです。(赤:グルナッシュ、シラー、ムーヴェドル)


9) カバルデス
生産可能色:赤
混醸ワインです。(赤:グルナッシュ、シラー、ムーヴェドル)


10) マルペール
生産可能色:赤、ロゼ
混醸ワインでメルロ50%以上使用義務です。


11) リムー
生産可能色:赤、白
混醸ワインでメルロー50%以上使用義務です。


12) ブランケット・ド・リムー
生産可能色:白
混醸ワインでモーザック90%以上使用義務です。


13) リムー・ブランケット・メトード・アンセストラル
生産可能色:白
モーザック100%使用義務で、リキュールドティラージュの添加を行いません。


14) クレマン・ド・リムー
生産可能色:ロゼ、白
発泡酒で瓶内二次発酵、ティラージュ後9ヶ月以上熟成、出荷まで12ヶ月です。


15) コルビエール
生産可能色:赤、ロゼ、白
最も大きいAOCです。


16) コルビエール・ブートナック
生産可能色:赤
グルナッシュ、ムルヴェドル


17) フィトゥー
生産可能色:赤
カリニャンとグルナッシュの2種を必ずブレンドし60%以上とします。
収穫翌年4月15日まで熟成義務です。


③ エロー県・オード県AOCのポイント


1) ミネルヴォワ・ラ・リヴィ二エールは赤のみです。


2) マルペールは赤、ロゼ。赤の主要品種はメルロ、ロゼの主要品種はカベルネフランです。


3) 「ブランケット」が付くものは発泡酒で赤のみです。


4) フィトゥーは赤のみです。




③ ピレネー・オリエンタル県(ルーション地方)の代表的なAOC


1) コート・デュ・ルーション
生産可能色:赤、ロゼ、白
1977年に認められた広域AOCです。


2) コート・デュ・ルーション・レ・ザスプル
生産可能色:赤
2017年12月15日の政令によりAOCに昇格しました。


3) コート・デュ・ルーション・ヴィラージュ
生産可能色:赤
1977年に認められた上位AOCです。


4) コート・デュ・ルーション・ヴィラージュ・カラマニ
生産可能色:赤
ベレスタ、カラマニ、カサーニュの3ヶ村に認められた地理的名称です。
土壌は片麻岩です。


5) コート・デュ・ルーション・ヴィラージュ・ラトゥール・ド・フランス
生産可能色:赤
カサーニュなど5ヶ村に認められた地理的名称です。


6) コート・デュ・ルーション・ヴィラージュ・レスケルド
生産可能色:赤
ランサックなど3ヶ村に認められた地理的名称です。
土壌は花崗岩またはシストです。


7) コート・デュ・ルーション・ヴィラージュ・トータヴェル
生産可能色:赤
トータヴェルなど2ヶ村に認められた地理的名称です。


8)コート・デュ・ルーション・ヴィラージュ・レ・ザスプル
生産可能色:赤
2017年12月15日の政令によりAOCに昇格しました。


9) コリウール
生産可能色:赤、ロゼ、白
生産地域はパニュルスと同じです。


10) モーリィ
生産可能色:赤、VDN=ガーネット、レンガ色、琥珀色、白



1936年、AOC制定と同時に認定された天然甘口ワインの産地です。



2011年から酒精強化されない赤ワインも認められるようになりました。



VDNには黒ブドウ=「グルナ」「テュイレ」、白ブドウ=「アンブレ」「ブラン」があります。


11)バニュルス
生産可能色:VDN=赤、ロゼ、白
モーリー同様、1936年のAOC制定と同時に認定された天然甘口ワインの産地です。



<VDNのそれぞれ>
「アンブレ」=最低3年の酸化熟成が必要です。



「ブラン」=少なくとも収穫翌年の5月1日まで還元的に熟成させます。



「リマージュ」=酒精強化し、少なくとも収穫翌年の5月1日まで還元的に熟成させます。



「トラディショナル」=マストと果皮を絶えず醸し最低3年熟成させます。



「ロゼ」=果皮と果汁を発酵前に引き離して造ります。



12)バニュルス・グラン・クリュ
生産可能色:VDN、赤
バニュルスの上位AOCとして1962年に認定されました。



5年以上熟成させたワインには「オール・ダージュ」の表記が許され、いわゆるランシオ香の生じたワインには「ランシオ」の表記ができる。



④ピレネー・オリエンタル県(ルーション地方)のポイント


1) コートルーションは全色ですが、その他は赤のみとなります。


2)コリウールは全色生産可能です。


3)バニュルスVDNの特徴はかなり重要です。


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最後までご覧くださいましてありがとうこざいます💮


今回も出題傾向に合わせてかなり圧縮した内容となっていますので重要ポイントを抑えつつ、クイズや問題集を解いていくと覚えやすいと思います😊


次回は フランス🇫🇷〜 南西地方編 〜について解説していきたいと思います⭐️


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それでは合格目指して頑張ってください🈴


⬇️ ラングドック・ルーション地方の問題集はこちらからどうぞ ⬇️

管理人 たきてん

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