こんにちは、ソムリエたきてんです❗️


いつもご覧くださいましてありがとうこざいます😊


今回は フランス🇫🇷 〜プロヴァンス地方〜について解説していきたいと思います🍷


それでは、今回も最後までゆっくりとご覧ください🤩   


 


プロヴァンス地方


地中海沿岸のコート・ダジュールに広がる地方です。


「プロヴァンス」というと、ラベンダーの香りやセミの鳴き声を背景に夏の空気が漂います。


南仏プロヴァンス地方のワインには長い長い歴史があり、紀元前600年頃から始りました。


特に辛口のロゼが有名でフランスAOCの38%、世界のロゼワインの約8%を占めています。


フランスでイメージするロゼといえば「バカンスに海辺で飲むプロヴァンス産ロゼ」です。


プロヴァンス地方は地中海に面していますのでその様なイメージが定着しました。


コートダジュールのビーチ
画像出典:TABIZIN
https://tabizine.jp/2018/08/14/198510/


他地域ではセニエ法などで造られるロゼが多いですが、ここでは直接圧搾法と混醸スタイルで造られます。


歴史的に見てもフランス最古のブドウ栽培、ワイン醸造の歴史を持ちます。



古代ギリシャ人のフォカイア人が、紀元前600年ごろ、現在のマルセイユにブドウを持ち込んだと考えられています。




プロヴァンスという名前は古代ローマ時代のプロヴィンキアに由来しています。


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出典:アサヒワイン.com

[https://www.asahibeer.co.jp/enjoy/wine/know/wine/c_01.html:title]


1  プロヴァンスの主な品種


① 黒ブドウ

シラー、グルナッシュ、サンソー、ティブーラン、ムールヴェードル、カリニャン、クーノワーズ


② 白ブドウ

ロール(ヴェルメンティーノと同一)、ユニ・ブラン、クレレット、ブールブーラン、グルナッシュ・ブラン


2  プロヴァンス地方のAOC

赤・ロゼの主要品種はグルナッシュ、シラー、ムールヴェドルです。
AOCのほとんどがブドウをブレンドして造る混醸スタイルです。


① プロヴァンス地方のAOC


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出典:フランスワイン辞典

[http://www.french-wine-jiten.com/provence/cotes_provence.html:title]


1) ピエールヴェール
生産可能色:赤、ロゼ、白
混醸タイプのワインです。
1998年にVDQSの「コトー・ド・ピエールヴェール」からそのままの名称でAOCに昇格し、2010年に現在のように改称しました。


2) レ・ボード・プロヴァンス
生産可能色:赤、ロゼ、白
混醸タイプのワインです。
発生当初は赤とロゼのみのAOCでしたが、2011年に白ワインも認められました。


3) コトー・デクサン・プロヴァンス
生産可能色:赤、ロゼ、白
混醸タイプのワインです。
ワインの醸造においては2品種以上をブレンドし、主要品種を1種類、50%以上含むことが条件です。
tannat (タナ)は使用禁止とされています。


4) パレット
生産可能色:赤、ロゼ、白
混醸タイプのワインです。
栽培面積わずか51haで、生産者も4軒しかいない小さなAOCです。


5) コトー・ヴァロワ・アン・プロヴァンス
生産可能色:赤、ロゼ、白
混醸タイプのワインです。
1993年に「コトー・ヴァロワ」としてAOCに認可され、2005年に現在のように改称しました。


6) カシス
生産可能色:赤、ロゼ、白
マルセイユ近郊の生産地で混醸ワインです。
圧倒的に白が多くプロヴァンスを代表するアペラシオンです。
ソーテルヌ、シャトー・ヌフ・デュ・パープとともに1936年、最初に認定されました。


7) バンドール
生産可能色:赤、ロゼ、白
樽熟成18ヶ月以上義務。
収穫翌々年の5月1日までは販売禁止で混醸ワインです。
AOCは1941年に成立しました。


8) コート・ド・プロヴァンス 
生産可能色:赤、ロゼ、白
面積が最大でロゼが89%を占めます。
混醸タイプのワインです。
1977年にVDQSからAOCに昇格しました。


コート・ド・プロヴァンスのそのロゼワイン
画像出典:ワインの教科書
https://wine-kyokasyo.com/cotes-de-provence


9) コート・ド・プロヴァンス・サント・ビクトワール 
生産可能色:赤、ロゼ
混醸タイプのワインです。
2005年に認められたサブAOCです。


10) コート・ド・プロヴァンス・フレジュ 
生産可能色:赤、ロゼ
混醸ワインです。
こちらも2005年に認められたサブAOCです。


11) コート・ド・プロヴァンス・ラ・ロンド 
生産可能色:赤、ロゼ、白
混醸ワインです。
2008年に認められたサブAOCです。
2016年7月19の政令により白も認められることとなりました。


12) コート・ド・プロヴァンス・ピエールフー
生産可能色:赤、ロゼ
混醸ワインです。
2013年に認められたサブAOCです。


13) ベレまたはヴァン・ド・ベレ
生産可能色:赤、ロゼ、白
ニース近郊の小さな生産地で混醸ワインです。
主要品種はヴァルマンディーノ、ルーサン、クレレットです。
「プーダング」という特殊な土壌です。


② プロヴァンス地方のAOCポイント

1) マルセイユに近いAOCはカシス、ニースに近いAOCはベレットです。


2) 面積最大がコート・ド・プロヴァンス、面積最小がパレットです。


3) バンドール赤はムールヴェドル50%以上使用、樽熟成18ヶ月以上です。



3 コルシカ島の主な品種


① 黒ブドウ品種

スキアカレロ、ニエルキオ(=サンジョヴォーゼ)、バルバロッサ、グルナッシュ


② 白ブドウ品種

ヴェルメンティーノ(マルヴォワジー・ド・コルス)


4 コルシカ島のAOC

スティル・ワインは全て赤、白、ロゼの三色生産可能です。
AOCは1968年のパトリモニオを皮切りに、71年のアジャクシオ、76年のヴァン・ド・コルス、97年のミュスカ・デ・カップ・コルスなどが認定されています。




こちらもAOCのほとんどがブドウをブレンドして造る混醸スタイルです。

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出典:フランスワイン辞典

[http://www.french-wine-jiten.com/provence/cotes_provence.html:title]


① コルシカ島のAOC

1) パトリモニオ
生産可能:赤、ロゼ、白
混醸タイプのワインです。
1968年にコルシカで最初にAOCを取得しました。


2) アジャクシオ
生産可能色:赤、ロゼ、白
ナポレオンの生誕地として有名です。
混醸タイプのワインです。
1971年に「コトー・ダジャクシオ」の名称でAOCに認定され、84年に「アジャクシオ」に改訂されました。


3) ヴァン・ド・コルスまたはコルス
生産可能色:赤、ロゼ、白
混醸ワインです。
1972年に認定された、AOCパトリモニオの地域を除きコルシカを包括する地方名AOCです。


4) ヴァン・ド・コルス・コトー・デュ・カップ・コルス
生産可能色:赤、ロゼ、白
混醸タイプのワインです。
風が強く、土壌はシスト土壌です。


5) ヴァン・ド・コルス・カルヴィ
生産可能色:赤、ロゼ、白
混醸ワインです。


6) ヴァン・ド・コルス・ポルト・ヴェッキオ
生産可能色:赤、ロゼ、白
混醸タイプのワインです。
土壌は花崗岩土壌です。


7) ヴァン・ド・コルス・サルテーヌ
生産可能色:赤、ロゼ、白
混醸タイプのワインです。
こちらも土壌は花崗岩土壌です。

アジャクシオワインの特徴
画像出典:ワインバザール
http://wine-bzr.com/article/country/france/corse/ajaccio/5683/


8) ヴァン・ド・コルス・フィガリ
生産可能色:赤、ロゼ、白
混醸タイプのワインです。
こちらも花崗岩土壌で、沖積土壌も見られます。


9) ミュスカ・デュ・カップ
生産可能色:白
甘口ワインのVDN(ヴァン・ドゥ・ナチュレ=酒精強化ワイン)です。
1971年にAOC認定されました。
認められている品種はミュスカ・ブラン・ア・プティ・グランのみです。


② コルシカ島のAOCポイント

1) パトリモニオ赤・白・ロゼの主要品種はニエルキオです。


2) ミュスカ・デュ・カップはVDNの白。品種はミュスカです。


3) アジャクシオ赤・ロゼの主要品種はスキアカレロです。


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最後までご覧くださいましてありがとうこざいます💮


今回も出題傾向に合わせてかなり圧縮した内容となっていますので重要ポイントを抑えつつ、クイズや問題集を解いていくと覚えやすいと思います😊


次回は フランス〜ラングドック・ルーション地方編 〜 について解説していきたいと思います⭐️


それでは合格目指して頑張ってください🈴


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管理人 たきてん

 

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