こんにちは、ソムリエたきてんです❗️
いつもご覧くださいましてありがとうこざいます😊
今回は フランス🇫🇷 〜ローヌ渓谷地方〜編 について解説していきたいと思います🍷
こちらは2019年度から「コート・デュ・ローヌ地方」から「ローヌ渓谷地方」へ名称が変更になりました❗️
中身は以前と大差はありません。
それでは、今回も最後までゆっくりとご覧ください🤩
ローヌ渓谷地方
ローヌ渓谷地方はローヌ河両岸にぶどう畑が広がっており、AOCワインはボルドーに次いで生産量第2位の産地です。
また、赤ブドウと白ブドウを混醸して造る製法が特徴的です。
出典:キリン ワインアカデミー
[https://www.kirin.co.jp/entertainment/wine_academy/knowledge/region/france.html:title]
1 北部と南部それぞれの主要品種
出典:フランスワイン辞典
[http://www.french-wine-jiten.com/rhone/s_rhone.html:title]
ローヌ渓谷地方は大きく北部と南部の2地区に分けられ、ローヌ河を上流から下流に向けて左岸と右岸に分けて見ていきます。
① 北部
地区:セプタントリオナル
土壌:花崗岩、片岩
気候:大陸性気候
地形:急斜面の丘に段々畑
ブレンド:単一品種傾向
ブドウ品種:赤・シラー、白・ヴィオニエ、ルーサンヌ、マルサンヌ
② 南部
地区:メディオナル
土壌:粘土、砂、石灰岩の砂礫層
気候:地中海性気候
地形:なだらかな起伏
ブレンド:複数ブレンド傾向
ブドウ品種:赤・グルナッシュノワール、サンソー
白・ムールヴェドル、カリニャンetc…
③ 北部と南部のポイント
ローヌ地方はブドウの栽培品種が30種以上にのぼり、生産地区の南北による違いが大きいです。
気候は北部は大陸性気候で、南部は地中海性気候です。
2 北部:セプタントリオナルのAOC
赤ワインの主要品種はシラーです。
タンニンを和らげる為に白ぶどうの混醸が許されているのが特徴的です。
① セプタントリオナルのAOC
1) コート・ロティ
河岸:右
「焼けた丘」の意味で、シラー80%+ヴィオニエの混醸ワインです。
生産可能色:赤
2) コンドリュー
河岸:右
ヴェオニエを100%使用しています。
生産可能色:白
3) シャトー・グリエ
河岸:右
ヴェオニエ100%、ローヌ地方最小面積です。
生産可能色:白
4) サン・ジョセフ
河岸:右
混醸ワインです。
生産可能色:赤、白
5) コルナス
河岸:右
「焼けた大地」の意味で、シラー100%です。
生産可能色:赤
6) サン・ペレ
河岸:右
混醸ワインです。
生産可能色:白
7) サン・ペレ・ムスー
河岸:右
発泡混醸ワインで12ヶ月以上熟成義務です。
「ムスー」が付くと発泡だと考えてください。
生産可能色:白
8) エルミタージュ
河岸:左
混醸ワインでジュラ地方で主に造られるヴァンドパインが生産されています。
生産可能色:赤、白
9) クローズ・エルミタージュ
河岸:左
混醸ワインで北部最大面積です。
生産可能色:赤、白
10) コート・ド・ディー
河岸:左
クレレット100%使用しています。
生産可能色:白
11) クレレット・ド・ディー
河岸:左
発泡辛クレレット100%使用し、9ヶ月以上熟成、発泡甘ブレンド4ヶ月以上熟成義務があります。
生産可能色:白
12) クレマン・ド・ディー
河岸:左
発泡混醸ワイン12ヶ月以上熟成義務があります。
生産可能色:白
13) シャティヨン・アン・ディオワ
河岸:左
赤・白・ロゼブレンドワインです。
生産可能色:赤、ロゼ、白
② セプタントリオナルのAOCポイント
1) エルミタージュ・ジュ・ヴァンド・パインは45日以上ぶどうを乾燥、収穫から2年目の5月15日まで熟成させます。
2) シラー100%使用義務の赤ワインはコルナスのみで、その他混醸が認められています。
3) ヴェオニエ種100%の白ワインはコンドリューとシャトー・グリエです。
3 南部:メリディオナルのAOC
複数の品種が混醸されることがほとんどです。
赤・ロゼの主要品種はグルナッシュです。
① メディオナルのAOC
まず地域名AOCが4つあり、その中に村名AOCがそれぞれある形です。
1) 地域名AOC:コート・デュ・ヴィヴァレ
❶ 村名AOC:デュシェ・デュゼス
河岸:右
混醸ワインです。
生産可能色:赤、ロゼ、白
❷ リラック
河岸:右
混醸ワインです。
生産可能色:赤、ロゼ、白
❸ タヴェル
河岸:右
混醸ワインでロゼのみAOCです。
生産可能色:ロゼ
❹ クレレット・ベルガルド
河岸:右
クレレットを100%使用しています。
生産可能色:白
❺ コステュエール・ド・ニーム
河岸:右
混醸ワインです。
生産可能色:赤、ロゼ、白
2) 地域名AOC:グレニャン・レ・ザデマール
❶ ヴァンソーブル
河岸:左
混醸スタイルで赤ワインのみです。
生産可能色:赤
❷ ラストー
河岸:左
混醸スタイルで赤ワインのみです。
生産可能色:赤
❸ ジゴンダス
河岸:左
混醸ワインです。
生産可能色:赤、ロゼ
❹ ヴァケラス
河岸:左
混醸ワインです。
生産可能色:赤、ロゼ
❺ ボーム・ド・ヴニーズ
河岸:左
混醸ワインです。
生産可能色:赤、ロゼ、白
❻ ミュスカ・ド・ボーム・ド・ヴニーズ
河岸:左
V.D.N (ヴァン・ドゥ・ナチュレ=酒精強化ワイン)で甘口です。
生産可能色:赤、ロゼ、白
❼ シャトーヌフ・デュ・パブ
河岸:左
混醸ワインです。
生産可能色:赤、白
3) 地域名AOC:ヴァントゥ
村名AOCは無く、2008年11月から名称が変更されました。
生産可能色:赤、ロゼ、白
4) 地域名AOC:リュベロン
こちらも村名AOCはありません。
生産可能色:赤、ロゼ、白
② メディオナルのAOCポイント
1)タヴェルはロゼのみ
2) ヴァンソブールは赤のみ
3) ラストーのスティルワインは赤のみ
4) ジゴンタは赤・ロゼ
5) ボーム・ド・ヴニーズは赤のみ、ミュスカが付けばVDN赤・ロゼ・白
6) シャトーヌフ・デュ・パブは赤・白で、土壌は小石です。
4 その他AOC
南部地方を中心に地域名AOC:コートデュ・ローヌと村名AOCコートデュ・ヴィラージュなどが広がります。
① コート・デュ・ローヌ(6県+171コミューン)
河岸:両岸
村名AOCは無く、コート・デュ・ローヌ地方AOCの約半分を占めます。
生産可能色:赤、ロゼ、白
② コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ(4県95コミューン)
河岸:両岸
こちらも村名AOCはありません。
生産可能色:赤、ロゼ、白
③ コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ+コミューン(5県17コミューン)
河岸:両岸
こちらも村名AOCはありません。
生産可能色:赤、ロゼ、白
5 シャトーヌフ・デュ・パプの認可品種
① 黒、グリ、白ぶどうもあるもの(2品種):グルナッシュ、ピクプール
② 黒ぶどう(7品種):ムールヴェドル、テレ・ノワール、ヴァカレーズ、サンソー、ミュスカルダン、クノワーズ、シラー
③ 白ぶどう(4品種):ピカルダン、クレレット、ルーサンヌ、ブールブーラン
④ 使用禁止黒ぶどう:カリニャン
⑤ 使用禁止白ぶどう:マルサンヌ、ヴァオニエ
最後までご覧くださいましてありがとうこざいます💮
今回も出題傾向に合わせてかなり圧縮した内容となっていますので重要ポイントを抑えつつ、サイト内の無料問題集を解いていくと覚えやすいと思います😊
次回は フランス〜プロヴァンス地方〜 について解説していきたいと思います⭐️
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それでは合格目指して頑張ってください🈴
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管理人 たきてん