こんにちは、ソムリエのたきてんです😊
いつもご覧くださいましてありがとうこざいます☆
今回はアメリカ 🇺🇸パート2 産地編について解説していきたいと思います!
アメリカのAVAはかなり大量にあるので全てを覚えようとはせずカルフォルニア州などの重要産地をしっかりと押さえていきましょう!
それでは、今回も最後までゆっくりとご覧ください🤩
産地編
1 カリフォルニア州
カリフォルニア州のワイン産地は5つに大別されます。
主要品種は白シャルドネ(面積最大)、赤CS など欧州品種がメインです。
① ノース・コースト (North Coast )
1) ナパ・カウンティ(郡)
赤:CS、白:シャルドネが主要品種です。
南部は海の影響で冷涼ですが北上するにつれて夏暑く、冬寒くなります。
<ナパカウンティの主なAVA>
A: マヤカマス山脈側地域(ソノマ側)
・ダイヤモンドマウンテンディストリクト (Diamond Mounyain District)
・スプリングマウンテンディストリクト (Spring Mountain District)
・マウントヴィーダー (Mount Veeder)
B:中央部地域
・カリストガ (Calistoga)
・セントヘレナ (Saint Helena)
・ラザフォード (Rutherford)
・オークヴィル (Oakville)
・ヨーントヴィル (Yountville)
C:ヴァカ山脈側地域
・ハウエルマウンテン (Howell Mountain)
・チルズヴァレー (Chiles Valley)
・スタッグスリープディストリクト (Stags Leap District )
・アトラスピーク (Atlas Peak)
・クームズヴィル (Coomsville)
・ワイルドホースヴァレー (Wild Horse Valley)
2) ソノマ・カウンティ(郡)
赤:CS、白:シャルドネが主要品種です。
南部は海からの影響で冷涼で、北東部は温暖です。
<ソノマ・カウンティの主なAVA>
A:太平洋側地域
・ソノマコースト(広域包括AVA Sonoma Coast)
・フォートロスシーヴュー (Fort Ross-Seaview 2011年認定)
B:中央部地域
・ロックパイル (Rockpile)
・ドライクリークヴァレー (Dry Creek Valley)
・ロシアンリヴァーヴァレー (Russian River Valley)
・グリーンヴァレーオブロシアンリヴァーヴァレー (Green Valley of Russian River Valley)
C:マヤカマス山脈地域
・パインマウンテンクローヴァーディルピーク (Pine Mountain-Cloverdale Peak 2011年認定)
・アレクサンダーヴァレー (Alexander Valley)
・ナイツヴァレー (Knights Valley)
・チョークヒル (Chalk Hill)
・ソノマヴァレー (Sonoma Valley)
・ベネットヴァレー (Bennett Valley)
・ソノママウンテン (Sonoma Mountain)
・ムーンマウンテンディストリクト (Moon Mountain District )
② セントラル・コースト(Central Coast )
サンフランシスコ・カウンティ南部から太平洋に沿ってサンタ・バーバラまでの産地です。
<セントラル・コーストの主なAVA>
・サンタクルーズマウンテンズ
・モントレー
・パソロブレス
・サンタマリアヴァレー
・サンタイネズヴァレー
・マウンテンハーラン
③ セントラル・ヴァレー (Central Valley )
西側を海岸山脈、東側をシエラ・ネヴァダ山脈に挟まれた内陸部の南北に広がる肥沃な産地です。
カリフォルニア州のワイン用ブドウの約70%が栽培されています。
④ シエラ・フットヒルズ (Sierra Foothills)
シエラ・ネヴァダ山脈の西側斜面の産地です。ジンファンデルを多く栽培しています。
⑤ サウス・コースト (South Coast )
サン・ディエゴ、ロサンゼルス周辺の産地です。
長いワイン造りの歴史があるりますが、現在は農業地の市街化とピアース病の被害に脅かされています。
2 ノースウェスト地域
ワシントン州、オレゴン州、アイダホ州で構成されています。
カスケード山脈西側は海洋性気候、東側は乾燥した大陸性気候となっています。
① ワシントン州の産地
栽培面積・生産量は全米2位です。
ブルゴーニュやボルドーとほぼ同緯度にあります。
黒ブドウ51%、白ブドウ49%、主要品種はシャルドネ、リースリング、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロなど、やはり欧州品種が主要です。
https://winestore.jp/contents/producing-area/washington/
<ワシントン州ピュージェット・サウンド(Puget Sound)地域のAVA>
・Yakima Valley:ヤキマ・ヴァレー
州内で最初に認可されたAVA(1983年)。シャルドネ、シラーが多い。
・Naches Heights:ナチェス・ハイツ
2012年認定で、ヤキマ・ヴァレー内に包括されています。
・Snipes Mountain :スナイプス・マウンテン
こちらもヤキマ・ヴァレーに包括されています。
・Red Mountain :レッド・マウンテン
カベルネソーヴィニヨン 、メルロがなどの赤が主です。
・Horse Heaven Hills:ホース・ヘブン・ヒルズ
コロンビア・ヴァレー内にあります。
・Wahluke Slope:ワルーク・スロープ
州内で最も暑く乾燥しています。
・Rattlesnake Hills:ラトルスネーク・ヒルズ
コロンビア・ヴァレーとヤキマ・ヴァレー内。
・Lake Chelan:レーク・シェラン
・Ancient Lakes:エンシェント・レイクス
2012年認定、RieslingとChardonnayが主要です。
② オレゴン州の産地
栽培面積・生産量は全米3位。フランス銘醸産地とほぼ同緯度。(北緯45度)
ピノ・ノワールが中心的な品種で約60%を占め、オレゴンのピノ・ノワールは世界的にも高評価を得ています。
https://winestore.jp/contents/producing-area/washington/
<オレゴン州のAVA>
・Willamette Valley:ウィラメット・ヴァレー、オレゴン州最大規模です。
・Dundee Hills:ダンディー・ヒルズ
・Yamhill-Carlton District:ヤムヒル・カールトン・ディストリクト
・McMinnville:マクミンヴィル
・Ribbon Ridge:リボン・リッジ
・Eola-Amity Hills:エオラ・アミティ・ヒルズ
・Chehalem Mountains:シュヘイラム・マウンテンズ
・Southern Oregon:サウザン・オレゴン
・Umpqua Valley:アンプカ・ヴァレー
・Red Hill Douglas County:レッド・ヒル・ダグラス・カウンティ
・Elkton Oregon:エルクトン オレゴン
・Rogue Valley:ローグ・ヴァレー(オレゴン州最南)
・Applegate Valley:アップルゲート・ヴァレー
<ワシントン州とオレゴン州にまたがるAVA>
・Columbia Gorge:コロンビア・ゴージ、2004年AVA認定。
・Columbia Valley:コロンビア・ヴァレー、1984年AVA認定。
・Walla Walla Valley:ワラワラ・ヴァレー、1984年AVA認定。
<オレゴン州とアイダホ州にまたがるAVA>
・Snake River Valley:スネーク・リヴァー・ヴァレー
3 ニューヨーク州
極端な大陸性気候と厳しい冬により、アメリカ原産のヴィティス・ラブラスカ(フォクシー・フレーヴァーという独特の匂いを持つ)しか育たないと信じられて来ました。
現在、ブドウ栽培は以下の3つの方向に分かれています。
マンハッタン島に初めてブドウが植えられたのは17世紀頃と言われています。
<ニューヨーク州のブドウ樹種類>
・ ヴィティス・ラブラスカ系
・フレンチ・ハイブリッド系(米国品種と仏国品種の交配品種)
・ヴィティス・ヴェニフェラ系
この3つに分かれています。
<ニューヨーク州のAVA>
・フィンガー・レイクス:Finger Lakes
NY州高品質ワインの生産拠点。州内85%を生産しています。
・セネカ・レイク:Seneca Lake
フィンガー・レイクス内の独立したAVAです。
・カユガ・レイク:Cayuga Lake
フィンガー・レイクス内の独立したAVA。
・ハドソン・リヴァー・リージョン:Hudson River Region
商業ベースで生産された最古の生産地区です。
・ロング・アイランド:Long Island
海洋性気候が特徴です。
・ノース・フォーク・オブ・ロングアイランド: North Fork of Long Island
北がノース・フォークです。
・ハンプトンズ・オブ・ロングアイランド: Hamptons of Long Island
小さい産地です。
・レイク・エリー: Lake Erie
フレンチ・ハイブリッド中心です。
・ナイアガラ・エスカープメント:Niagara Escarpment
・ニューヨーク州で最も新しいAVA。2005年に認定されました。
最後までご覧くださいましてありがとうこざいます❗️
産地については数が多いので全部覚えようとせず、コメント付きの産地のみ覚える程度で大丈夫だと思います。
今回も出題傾向に合わせてかなり圧縮した内容となっていますので重要ポイントを抑えつつ、クイズや問題集を解いていくと覚えやすいと思います。
次回は フランス について解説していきたいと思います☆
それでは合格目指して頑張ってください❗️
↓アメリカ編の試験対策問題はこちらからどうぞ↓
管理人 たきてん