こんにちは、ソムリエのたきてんです❗️
ソムリエ試験も2018年から大きく方針が変わりました。
今までは決められた問題120問程度に対応すれば良かったのですが、2018年度からCBT方式の試験制度となったので問題がランダムに選定され出題されるようになったのです。
これはネットによる問題流出に対応したシステムに変更したという事でしょう。
つまり、何が出るかは試験を受けてみないと分からないという事です。
それまでは過去問題を80%以上正解出来れば合格ラインとなっていましたが、それが通用しなくなります。
出題範囲はソムリエ協会の教本からとなりますが、教本もA4サイズで約800ページもあるので全てを覚える事はほぼ不可能と言えるでしょう。(教本を見ただけで諦めたくなる分厚さでした)
かなり難易度が高くなったという事です。
しかもほぼ毎年新たな産地が追加されています。
2015年以降の受験者数は毎年5000人〜5500人の間で、合格率は平均すると約26.3%となります。
ソムリエ合格者数は毎年1200人〜1300人程度に絞らていますので、受験者数が多くなればその分合格率も下がっていく、ということが言えます。
資格保有者一覧表を添付しますが、現在ソムリエの数は2019年度1月時点で31811人となっています。
ちなみに調理師は440万人だそうです。
この難易度を独学で通過するにはやはり情報収集が必要となるでしょう。
私自身も色々なサイトやブログを見て出題傾向を探ったりもしたものです。
ソムリエ協会の会員サイトには3年分の過去問題が公表されていますが、2018年度以降はいまだ公表されていません。
大きな転換点となった年の問題を見れないのは試験対策としてはかなりの痛手となります。
なるべく最新の問題集をやるのがベストだと思います。
試験の申し込みについてはソムリエ協会のHPにアクセスして出願登録をします。
ソムリエ資格には実務経験が2年間必要となりますのでご注意ください。
CBT方式の試験になってから筆記試験は2回まで受験可能ですので2回受けることをオススメします。
1回目を7月上旬に、2回目を8月下旬に設定することで対策を立てる事が可能になるからです。
皆さんの声を聞くと1回目はボロボロ(たぶん正解率は60%くらい)で、2回目で70%を取れたという方が多かったように感じます。
はっきり言ってしまうと筆記試験さえ通ればほぼ受かったようなものです!
2次試験のテイスティングや3次試験の実技はそれほど難易度は高くありません。
とにかく筆記試験に受かること、これに尽きます。ここで約6〜7割落とされます。
ですのでこの講座は筆記試験対策をメインに更新していきます。
このサイトの使い方としては、最初は一通り流し読みをして、次にノートに取ってみて、それから問題集をやると重要なところが頭に入っていくはずです。
基本的には重要な部分だけを記事にしていますので、このサイトに載っている記事が試験に受かるための最低限の知識と言えます。
筆記試験対策がひと通り終わったらテイスティングや実技についても更新していきますのでよろしくお願いします。
次回は最初の講座となります酒類概論を解説していきます。
管理人 たきてん