こんにちは、ソムリエのたきてんです❗️


今回はワインショップなどでよく見かける「パーカーポイント」について解説したいと思います😊


今回も最後までゆっくりと見ていってください。


1 ロバート・パーカー氏

パーカーポイントとは、世界で最も有名なワイン評論家の一人であるロバート・パーカー氏によって評価される、ワインの評価システムです。


そのシステムを編み出したロバート・パーカーとは、1947年にアメリカ、メリーランド州生まれた、世界で最も影響力のあるワイン評論家です。

ロバート・パーカー氏
画像引用:ウィキペディア


もとは弁護士だった経歴を持ち、かなりのワインが好きが講じて1975年よりワインに関する記事を書き始めました。

最初はブログ感覚だったのでしょうが次第に本格化していき、1978年にはワイン小売業者向けのワイン情報誌「ザ・ボルチモア・ワシントンワイン・アドヴォケート」の発行をスタートします。

その後、ロバート・パーカーはもっと読者に分かりやすいワインの評価方法は無いかと試行錯誤を繰り返して現在の100点満点でワインを評価する方法を思いついたのです。

それは当時のワイン業界にはなかった手法で、新たな評価方法を実践したのです。

これがパーカーポイントの始まりです。

実際に高得点を付けたワインを専門家やソムリエが飲んでみてもその点数に見合ったテイストだった事が瞬く間に評判となり、どんどん信頼と実績を積み上げていきました。

その後、高得点をつけられたワインは宣伝や広告なしでも自然にワインが売れていき、今ではボルドーの1級シャトーまでも、ロバート・パーカーのポイントが発表されてから売り出し価格を決めているという影響ぶりです。

その圧倒的なテイスティング能力は、いまや多くのワインの売れ行きを左右するまでになっています。

ロバート・パーカー氏
画像出典:SAKECOMI

現在は引退していますが、ロバート・パーカーは、ワイン文化の希薄なアメリカで独自のワイン評価方法を編み出し、ワイン情報誌の成功により現在の地位を築いた人物なのです。

そして、その圧倒的なテイスティング能力で世界に影響を与える評論家とし、「神の舌を持つ男」と称されています。



2 パーカーポイントの採点方法

では、実際にはどのようにしてワイン採点されているのでしょうか。

100点満点で採点するパーカーポイント(PP)は、各銘柄を熟成時、瓶詰め後、瓶熟成後といったように度重なる試飲によって採点されています。

その都度点数をつけているため、熟成の進み具合によっては最初の点数を変更することもあるようです。

また、当然のことながら全世界全てのワインが評価されているわけではなく、ワインアドヴォケイト誌が評価に値すると判断したワインのみを採点するという決まりを設けています。
点数のスタートは0点からではなく、評価に値すると判断された時点でまず50点が与えられます。


残りの50点は以下のような内訳で評価されます。

【点数の内訳】
色・外見:1〜5点
香り:1〜15点
味わい:1〜20点
熟成での将来性:1〜10点
またパーカーポイントは、50〜100点の間でランクが決められており、以下のようになっています。

【評価ランク】
100点~96点:格別
95点~90点:傑出
89点~80点:かろうじて並以上から優良
79点~70点:並
69点~60点:並以下
上記のうち、85点以上のワインが本当に良いワインとされています。


パーカーポイントで評価されたワインは、価格やブランドに左右されない為、安価なワインが高得点を叩き出すと言ったこともあります。

逆に有名ワイナリーのワインが意外と低かったりするところも信用に繋がっているのかも知れません。

以上、パーカーポイントについてでした。今回も最後までご覧くださいまして誠にありがとうございました☺️


もし機会があればパーカーポイント高得点のワインを飲んでみてください🍷


3 パーカーポイント100点ワイン

アルト・モンカヨ ヴェラトン

ロバート・パーカーから幾度となく100点を獲得している、オーストラリアワイン界の偉大な天才醸造家クリス・リングランドが、ホルフェ・オルドネスらスペインのカリスマ醸造家たちと共同で立ち上げた、まさに夢のようなジョイント・ベンチャーがこのアルト・モンカヨです。

アルト・モンカヨ ヴェラトン

価格:4,378円
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ファランド シャトーヌフ・デュ・パプ コロンビ2017

2003年の独立当初から高い評価を獲得し、2007年にトップキュベがパーカーポイント100点を獲得!ロバート・パーカーから「完璧なワイン」「将来伝説になる」と評されています。

シャトーヌフ・デュ・パプ・コロンビ[2017](赤)ドメーヌ・イザベル・フェランド

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シャトーヌフ・デュ・パプ ヴィエイユ・ヴィーニュ 2012

「南ローヌの優良な手本」といわれ、ロバート・パーカーのバイヤーズガイドでは、ヌフ・デュ・パプの生産者として赤は★5つ、白も★4つの評価を授ける。さらに辛口批評で有名なクラスマンでも二つ星(満点は三つ星)と評されています。

ドメーヌ・ド・ラ・ジャナス シャトーヌフ・デュ・パプ・ヴィエイユ・ヴィーニュ [2012]750ml

価格:13,937円
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エルミタージュ ル・パヴィヨン シャプティエ 2009

1808年に創設されたM.シャプティエ社は、エルミタージュの丘の麓にあるタン・エルミタージュを拠点とし、ローヌ地方を代表する銘醸ワインをうみだす生産者です。ポリドール・シャプティエが、1879年に最初の自社畑を取得して以来、現当主のミシェル・シャプティエに至るまで、一貫した家族経営のもとに、畑を守り、テロワールを尊重するワイン造りを行っています。

エルミタージュ ル・パヴィヨン [2009] M・シャプティエ 【あす楽対応_関東】

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