こんにちは、ソムリエたきてんです❗️
いつもご覧くださいましてありがとうこざいます😊
今回は ルクセンブルク 編 について解説していきたいと思います🍷
それでは、今回も最後までゆっくりとご覧ください🤩
ルクセンブルグ
1 概論
ルクセンブルク大公国は人口は60万人ほどですが、国民一人あたりのGDPが世界最高です。
国外からビジネスでルクセンブルクに入る人が多く、ファンドやプライベート・バンキングでは突出した欧州有数の金融の中心地となっています。
かなり経済的には豊かな国と言えるでしょう。
ルクセンブルクは葡萄栽培の北限とも言うべき場所ですが、実は古代ローマ時代に遡る2000年以上の長い歴史をもつ伝統的なワイン産地です。
そして何と言ってもルクセンブルクは国民ひとりあたりのワイン消費量が世界一です。
しかし、ワイン生産量は非常に少なく自国内とベルギーなどの近隣諸国でほとんどすべて消費されめったに他に輸出されることはありません。
生産量以上にワインを飲む国民ですから、自国で生産される極上ワインはあっという間に完売してしまうのです。
そういった理由から近隣のフランス人やドイツ人も飲んだことがない、というほど幻のワインなのです。
ブドウが栽培されているのはルクセンブルクの首都、ルクセンブルク市から東に約20km いったところを流れる、ドイツとの国境になっているモーゼル川の西側だけとなっています。
2 重要歴史
19世紀
白ワイン用品種が本格化しました。
1870年
戦争でドイツによる経済支配が強まった結果、ルクセンブルグのワイン用ブドウはドイツワインの混醸用となります。
1911年
ルクセンブルグ生産者協会が設立されました。
1922年
ベルギーとの経済同盟締結(UEBL)されました。
3 主要品種と土壌
スティルワインにおいては伝統的に単一品種100%で、品種はドイツ・アルザス系が主です。
葡萄畑が広がるのは世界一の傾斜を誇る白ワインの銘醸地モーゼル地方です。
ブドウ栽培の北限に近く冷涼な産地の為、ドイツと同様に白ブドウが多く栽培されています。
① 黒ブドウ品種
1) Pinot Noir ピノ・ノワール
② 白ブドウ品種
1) Rivaner リヴァネール
2) Pinot gris ピノ・グリ
3) Auxerrois オーセロワ
③ 土壌
土壌は南部は泥土岩(コイパー)や粘土主体、北部ではムッシュルカルク(貝殻石灰岩土壌)となります。
4 ワイン法
ルクセンブルグでは2014年まで、1932年(35年はラベル表記導入年)に施行されたワイン法に基づき、個々のワイン毎に専門家による官能試験で4等級に格付けし、毎年更新してきました。
アペレーションは「AOP モーゼル・ルクセンブルク」で、認定ステッカーはボトル背面に添付されます。
① ワイン法規定4つの条件
1) 政府の監督を受けること
2) ルクセンブルグ・モーゼル地域で生産されたワインであること
3) 他国のワインとブレンドされていないこと
4) ルクセンブルグ法ならびにEU規則の品質基準を満たしていること
② 等級区分
1) グランド・プルミエ・クリュ
2) プルミエ・クリュ
3) ヴァン・クラッセ
4) アペラシオン・コントロール
5) ヴァン・ドゥ・ターブル
2015年からは新AOPを導入し、これまでの官能試験によるポイント評価制から生産地と収穫高による格付けに移行されました。
それは最大収穫高100hℓ/haを守ったワインを「AOP」と認定することです。
同AOPの適用は2014年ヴィンテージからで、新格付けは以下の通りです。
③ 新格付け
1) Lieu-dit(リューディット)=最上級の畑のワイン。グランド・プルミエ・クリュ、プルミエ・クリュの併記もできます。
2) Coteaux de (コトードゥ)=グレーヴェンマッハ地区の貝殻石灰質か、レーミッヒ地区の粘土質泥灰岩のコイバーの特徴が表現された優良畑で手摘み収穫されます。
3) Cotes de (コート ドゥ)=調和のとれた日常ワインです。
2016年ヴィンテージからスパークリングワインにおいて瓶内熟成24ヶ月以上のものに「ミレジメ」呼称を使用出来るようになりました。
最後までご覧くださいましてありがとうこざいます💮
今回も出題傾向に合わせてかなり圧縮した内容となっていますので重要ポイントを抑えつつ、クイズや問題集を解いていくと覚えやすいと思います😊
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次回は モルドバ 編 について解説していきたいと思います⭐️
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それでは合格目指して頑張ってください🈴
管理人 たきてん